曖昧な定義3

収拾はつくのか？
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えーっと。

動きは止まったものの、頭脳だけは高速で回転中。


これはジェネレーションギャップってヤツ？
それともワールドワイドなウェブ上での被ネタ経験の差？
いや、これは他人事であるが故に距離を置いて見ることが出来る、と言う事か。
少コミを見るローティーンのように。ある意味夢物語。
そもそもこの二人も思春期の女子。普通に考えても耳年増になっていてもおかしくない。
しかもこれだけ情報の溢れている場所に身をおいているんだし。
それは置いておいても。
身近な存在である私が教育上よろしくない想像を駆り立て
青少年の育成に悪影響を与えてしまうのではないか？
この子達は私たちの歌唱経験の蓄積を継ぐものであり～以下略～

「いやー、お兄ちゃんスルーされっぱなしでさー、ずっと不憫だったんだよねぇ」
「そうそう、私たちも応援していたんだよ－。
　ひょっとして私達に気を使ってるんじゃないかなぁ、って心配してたんだ」

あ、あれ？
何だか予想外の展開なんですけど？
私、この二人に心配されてたの？
恥かしいのやら、嬉しいのやら。なんだか目頭が熱くなってきた。
この子達はこの子達なりの考え方を持つ、一つの人格であることを改めて感じた。

「で、どうだったのー？聞きたい聞きたいーー！」
「KAITO兄ぃってば、
　『お前達から見たら”最後”かもしれないけど俺にとっては”これから”なんだよ』って、
　すっごく嬉しそうだったんだからー！」
「お兄ちゃんそこまでしか教えてくれないんだよー！
　『後はお姉ちゃんに訊きなさい』って」

あんのバカ！何をどこまでしゃべってるんだ！！羞恥プレイか！

……前言撤回。やっぱこの子達、面白がってるわ。